排水補強パイプ

地震対策工・斜面対策工・擁壁補強工・河川堤防補強工


 排水補強パイプ※は、ストレーナー加工された外径 60.5mm の鋼製のパイプを斜面に一定の間隔で打設することにより、斜面の表層崩壊の発生要因となる表流水や浅層地下水を速やかに地表へ排出し、土塊の間隙水圧の上昇を抑える工法です。
 さらに、鋼製のパイプは大きなせん断強度と曲げ強度を有するとともに、打ち込みにより地盤の締め固め効果を持ちます。このため、地盤全体の剛性を高め、地盤強度の増加や変形拘束効果により崩壊に対する抑止効果を持ちます。 また、地震時に発生する過剰間隙水圧により、液状化した部分のせん断抵抗力が失われ崩壊を発生させることがあるが、排水補強パイプは「地下水排除」および「過剰間隙水圧消散」の効果により、地盤内の液状化を防止することができます。
 
※排水補強パイプを道路・鉄道・造成地などの法面に用いる場合にはPDR工法(Pipe Drain Reinforcement)、河川堤防の裏法面に用い浸透破壊防止工とする場合にはLPD工法(Levee-toe Pipe Drain)と呼んでいます。
 

NETIS登録 KT-040081-VE(掲載期間終了)

販売に関する問い合わせ先

岡三リビック株式会社 TEL:03-5782-9083
https://www.okasanlivic.co.jp/material01/pdr.html

崩壊確率を用いた安定計算の例

4つの特長

 排水効果

常時、豪雨時の地下水を排除する。さらに地震時は過剰間隙水圧を消散し、液状化を防止する。

抑止効果

パイプは高強度の鋼管であり、補強土工として抑止力(せん断抵抗・引抜摩擦抵抗)を発揮する。

長寿命

 鋼管表面は、高耐食性メッキにより防錆され、耐用年数は80~100年。

簡単施工

 施工は、排水補強パイプを法面に押し込むだけである。

施工状況写真

 

排水補強パイプの効果を検証する模型実験